あのまま横浜に居たら...。移住が変えた暮らしの全て ―谷元様の八ヶ岳暮らし―
エンジョイ八ヶ岳暮らし。定住3年目を迎えた谷元さんご夫妻
今年の5月で定住3年目を迎えた谷元さんご夫妻にお話を伺いました。
八ヶ岳に来る前は横浜の東戸塚で、それこそ駅から雨に濡れずにすむくらい便利な場所に住んでいたそうです。
「主人がリタイヤするのと同時に、便利な場所に住む必要がなくなり、もう少し静かな場所を探していたんです。
横須賀の戸建てを契約するところまでいったんですが、家に帰ったら住宅街のあの圧迫感に比べ、
マンションのベランダから広がる風景のほうがよほど良いのに気が付いて、やめてしまったこともありました」
当時、全くリゾートの考えはなく、ドライブがてら来たついでに分譲地を見学。
「こんな場所があったんだ」と、お二人ともいっぺんに考え方が変わってしまったのだそうだ。
「ここでの生活は住んでいる方同士、負担にならない程度の距離をおいてお付き合いできるのがいいですね。
年齢が近いこともあり、考え方や価値観、生きてきた経験など、みな似ているのでしょうか。
皆さん昔の肩書きをはずしてフィフティ・フィフティの人間関係をエンジョイしています」。
定住者はもちろん別荘の方も多く参加する「八ヶ岳歩こう会」「八ヶ岳自然倶楽部」「トレッキング倶楽部・北杜」など、
地元のさまざまな活動に参加するなど、お二人とも横浜時代とは全く違う生活を楽しんでいるそうだ。
営業を担当させていただいている岩元係長も「谷元さんご夫妻は今までやったことのないことにチャレンジされ、
今までと違う自分を発見し、来て良かったと言って頂ける。私たち営業から見ても理想の形」だと言う。
草木に興味を持つなんて思いもしなかったと言うご主人が、今では庭造りを担当。
一方、奥様は昔からの趣味を活かして10月には「北甲斐音楽祭」でベートーベンの第九をドイツ語で合唱。
さらに「小淵沢音楽祭」では作曲家池辺晋一郎氏の指導のもと合唱オペラ「ごんぎつね」にも出演が決まっている。
「本当に来て良かった。あのまま横浜にいたらこんな明るい生活はしていなかっただろう、といつも話しているんです。
見に来た時は『ゴルフ場も近くにあるし』なんて思っていましたが、一度も行こうと思わないし、
今では何であんな苦労をしてまで海外旅行してたんだろうと思うほど。
これまでの私たちでは考えられない幸せな時間を過ごしています。ここでは皆さんご主人が生き生きしているから、
奥さん達も安心して遊んでいられる」と生活の変わりぶりに、ご本人達もびっくりしているようでした。
(この記事は2005年のインタビューです)
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