今から来年春の定年が待ち遠しい、大貫様ご夫妻。八ヶ岳スタイル15号
八ヶ岳スタイル15号 大貫 誠美・紀代様ご夫妻
現在59歳。来年の3月でめでたく定年を迎え、長年の勤務生活から解放され、第二の人生を迎えようとしている大貫様ご夫妻。横浜市の職員として40年近く勤め、その間にここ八ヶ岳に出会った。貸別荘から中古別荘の購入、そして新築別荘への買い替えと、若い頃の夢を順調に実現している。そして、いよいよ来年3月の定年退職を機に、定住生活を実現しようと、今年の夏もその準備に忙しい毎日を過しています。
貸別荘から中古別荘、そして新築別荘と、徐々にステップアップ。
「横浜市が泉郷と保養所契約をしていたんですね。それで何度か貸別荘を利用させてもらったことがあるんです。」
大貫さん自身は川崎生まれの川崎育ち。現在も武蔵小杉に自宅を所有している。奥様の紀代さんは福岡の出身。どちらも八ヶ岳に地縁があったということではなく、八ヶ岳で暮らすのは初めてのことである。
「水が美味しいというのが初めて来たときの印象でしたね。水道水なんでしょうけど、それでも美味しいんですよ。八ヶ岳の伏流水なんですかね。それが忘れられずに、何度も来るようになりました。」川崎の自宅からだと伊豆方面の方が近いと思われるが、伊豆は夏が暑いのが好きではなかったと言う。
「伊豆の夏は暑いんですよ、本当に。暑いのは苦手なんです。寒い方がまだいいですね。子どもたちが小さい頃は軽井沢にもよく行きましたけど、軽井沢へ行くには都内を抜けるのに時間がかかるでしょ。それが大変でしたね。」
横浜市の保養所契約を利用して、八ヶ岳の貸別荘を何度か利用しているうちに、いつの間にか奥様とお嬢さんが中古物件を探し始めたという。
「二人がいつの間にか案内してもらっていてね。それだけ利用するなら、買うのもありかなと思うようになって。泉郷は買物にも便利で、雪もそれほど多くないでしょ。隣りの原村は雪がなかなか解けないんですよね。おいしい水と便利さが決めてかな。」
そして今から4年前、2007年に中古の別荘を購入。それからその年は1年間で80日くらい滞在したという、まさにヘビーユーザー。
「毎月2回のペースが基本で、年末年始と夏休み、ゴールデンウィークは長期滞在。そうすると、セカンドハウスとして申請すれば、不動産取得税や固定資産税も10分の1くらいに軽減されるんですよ。それが目的だったわけではないですけど、自分たちの別荘だと思うと、やっぱり来たくなりますよね、何度も。」
ご自宅のある武蔵小杉は、今やタワーマンション建設ラッシュ。ターミナル駅化に伴い、ご自宅も駅の近くということもあり、街の音とはなかなか縁の切れない生活が長年続いていたという。
「とにかくね、ここへ来ると夜ぐっすりと熟睡できるのが嬉しいです。それだけで心身ともに疲れもとれますよ。」
しかし、それだけ頻繁に利用すると、四季を通じて八ヶ岳の魅力がよく分かると同時に、ご両親やお子さん、お孫さんや犬たちも一緒に滞在することが多くなり、どうしてももう少し広い別荘が欲しくなる。改装しようというアイデアもあったが、それなりに費用もかかる。であれば、いっそのこと、とローンを組んで新築別荘を購入。
「この歳でローンというのも考えましたけど、武蔵小杉の自宅を賃貸に出せば、それでやり繰りできますから。」
そこで、定年後の第二の人生の計画も具体化し始めた頃の翌2008年、今から3年前に星の音ヴィラヴィレッジを購入。貸別荘の利用体験から中古別荘を購入し、そして新築別荘への買い替えと、徐々にステップアップしてきた八ヶ岳の夢が、来年3月の定年で新たなスタートへとつながっていきます。