八ヶ岳で見つけた夫婦で楽しむ趣味 自転車生活のススメ
八ヶ岳スタイル40号 櫻井博幸さん・和子さん夫妻
豊かな自然ときれいな空気に恵まれ、周辺には様々な絶景スポットもある泉郷。
八ヶ岳南麓に移住してきてから楽しみ始めた櫻井さん夫婦の新たな趣味、ロードバイク。
八ヶ岳の絶景や味を目指して走ったり、「グランフォンド八ヶ岳」に参加したり......。
2人で楽しむ自転車ライフを教えてくれた。
櫻井博幸さん : 昭和25年生まれ。夫妻で新宿住まいだったが、10年前に二地域居住を開始。8年前の定年を機に八ヶ岳へ完全移住。
櫻井和子さん : 昭和24年生まれ。東京ではママチャリを愛用していたが、博幸さんに誘われて本格的に自転車を楽しむように。
泉郷を拠点に八ヶ岳南麓を夫婦2人で走り抜ける
"グラフォン"を機に自転車ライフを開始
八ヶ岳南麓を舞台に行われる長距離系ロングライドイベント「グランフォンド八ヶ岳」。
八ヶ岳南麓で暮らす櫻井博幸さん・和子さん夫妻が、この本格山岳グランフォンドの存在を知ったのは、泉郷にある家に移住後のことだった。「自分も"グラフォン"に参加したい」と、自転車を購入し、ロードバイクに乗り始めた。
そしてグラフォンには博幸さんは第2回目から、和子さんも第3回目から参加するように。「トレーニングを兼ねて私ひとりで乗る時は、70~80kmほどの距離を走ることもありますが、2人の時は約40kmを2時間ほどかけて走っています。
春から秋にかけて、2週間に1回ほど楽しむことが多いでしょうか」と博幸さん。すっかり自転車の魅力に取りつかれ、アップダウンをものともしない櫻井さん夫妻だが、「乗り始めた頃は5分くらい走っただけでゼェゼェ言ってたんですよ」と和子さんは当時を振り返って笑う。
しかし、徐々に距離を伸ばし、今では時速20kmほどで走れるようになったという。
爽快な景色を走る!八ヶ岳高原ライン
櫻井さん夫妻が暮らす泉郷からは、八ヶ岳高原ラインを走って清里方面へ向かうことが多いのだとか。
アップダウンはあるが、立ち寄り処や絶景スポットもあるので、途中休憩を挟みながらゆっくりと走ることができる。
八ヶ岳ならではのコースを夫妻でゆったり満喫
「自分が先に行くと離れてしまうから」と、博幸さんが後ろをついて走る姿が印象的な夫妻。
そんな2人がよく楽しんでいるのは、八ヶ岳南麓の景色を満喫できる「八ヶ岳高原ライン」や、立ち寄りスポットが点在する白州エリア。
時には「あそこにいい店があるから」とグルメスポット目当てに自転車で移動することもある。さらに移住後は、新たな自転車仲間を増やしたという。新宿勤務時の職場仲間達だ。「働いている頃は自転車に乗っていることすら知らなかったのですが、移住後に私が乗り始めたのを機に、彼らも自転車が趣味だということを知りました。今では泉郷を拠点に一緒に楽しんでいます。こんな楽しみ、八ヶ岳に来なければ味わえなかったと思いますね」
日々の暮らしを送るログハウスが趣味の拠点に
自転車の調整作業はウッドデッキで
日頃からログハウスの外壁を自分達で塗るなど、DIYも楽しんでいる櫻井さん夫婦。
自転車の組み立てや、メンテナンスも自分で行うという。これらの作業をする際には、屋根付きのウッドデッキが絶好の作業場となる。
オフロードバイクを置いているガレージもあり、自転車を楽しむ基地として大活躍だ。
遠征時は車に自転車を積んで移動
新潟や北海道などへ遠征する時は、車に自転車を積んで移動。
また、八ヶ岳エリアでも「酒蔵で日本酒を買いたい」といった目的がある場合は、駐車できる拠点まで車で移動し、周辺散策を自転車で走るという楽しみ方をする。
この記事は2018年のインタビューです。
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